フランス的ヴァカンスとは?《版画》

f:id:maoitoh:20170816193115j:plain

夏休み、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

制作をお手伝いさせていただいている、「bis」Webサイトにて、ちょっとしたブックレビューをつくりました。
https://bisweb.jp/column/4674

夏はサガンが読みたくなります。
豪華なヴァカンスに出かけなくても、OTTAVAを聴いて図書館に出かければそれで十分って毎年思います。
……とは言いつつ、そろそろ大人なので、夏は音楽祭に出かけて非日常を過ごしたい、という欲も出てきたので、来年はきちんと計画するつもりです。

 

ヴァカンス、と言って真っ先に思いつくのは、月並みですがドビュッシー

 

 

グラナダの夕べ」は、その名の通りドビュッシーがスペインのグラナダ県を思って書いた曲。冒頭からハバネラのリズムで始まり、けだるくも優美な旋律は、グラナダ県にあるアルハンブラ宮殿を彷彿とさせます。スペインの作曲家マニュエル・ド・ファリャは、この曲を聴いて「もっともスペイン的な作品である」と評価しました。

……なのですが、実のところ、ドビュッシーは生涯で一度もスペインに訪れたことがなかったそうです。

フランス人にとって、スペインはもっとも身近なヴァカンスの土地であり、異国を感じられる国。
曇りがちな空の下で過ごすパリの人々にとって、スペインの眩しい日差しや地中海の美しさは、必然的に憧れてしまうものなのかもしれません。

 

◾️Disc Guide

ナポリ出身、フランスで活躍したピアニスト、アルド・チッコリーニの作品集。《版画》とともにフランス印象主義音楽を確立したとも言われている、《映像》も収録されています。